
月岡温泉いま井で働くスタッフ四方山話
旬の味覚を愛し、思いやりを愛し、人生を振り返り、今と未来を語る。
「Iのある人生」
セカンドライフに堪能する、美味しい宿の心地よさひときわ。
山野草ガーデン(新潟・月岡温泉)
2015年8月27日
いつの日か、山野草の可愛いお花たちでお客様をお迎えしたいという野望(?)を胸に、お世話になっている木下緑園さんに無理をお願いして小さな山野草ガーデンを作ってもらいました。ここの土地に合うのかどうかはわからないと言われながら、頑張って育ってくださいと祈るような気持ちで毎日お世話をしています。下の写真のトラノオ(多分、エチゴトラノオ)は蕾が紫色になってきました。
そして、一昨日の夜の暴風にも耐え、今日、(多分・・)オカトラノオの花が咲きました。いとおしいです。早速ラウンジに飾ってみました。
何が咲くかわからなくて、いつ咲くかわからなくて、早く咲いて楽しませてくれるものもあり、もしかしたら咲かずに終わってしまうものもあるかもしれない。それでも花はともかく、葉っぱがかっこよかったりするので、本当にそれぞれ、色々あって引き立てあうんだなぁと、ほんのひととき想いを馳せたのでした。
お盆が終わりました。(新潟・月岡温泉)
2015年8月20日OLをしていた去年までも、お盆期間にあえてお休みはいただいていませんでしたが、この期間は上の人たちが長期休暇を取得されたり、取引先もお休みだったりして、電話も鳴らず事務所も閑散とした中、日頃出来ない事務所内の整理整頓をしたりしていました。通勤もガラガラで楽々で、のんびりと過ごしていたことを思い出します。
そして、今年は・・・・・・
ボールペンより重いものを持たずに生きてきた私は、無い筋肉を無理に酷使して全身筋肉痛になり、多分、ほとんどの血液がそれに動員された為に、脳に回るはずの分の酸素が不足し、視界はぼやけ、指先に神経は届かなくなり・・・・この年齢から新たに肉体労働を始める切なさをひしひしと実感しております。みんなが私の何倍も働いているのに、一人へっぽこで情けないです。へっぽこなりの努力が、いつか何かの形で実ることを信じて頑張るのです。
早朝の田んぼの様子です。
びいどろ人気(新潟・月岡温泉)
2015年8月12日今日はちょっとだけ暑さが和らいでいます。このまま秋になってくれることを少し期待してしまいます。
ところで、私にとっては意外なことに、この暑い中、びいどろ体験を申し込まれるお客様がとても多くいらっしゃいました。予約の電話をしたらいっぱいだったので、計画を変更して翌日にしたと仰る方もいらっしゃいました。私の知らないところで、びいどろ大人気の様子です。案内を改めて見てみるとちょっと楽しそうです。
涼しくなったら是非一度体験してみたいです。
暑い暑いとしつこく言っていますが、もともと暑いのが苦手で、秋になるのを待ち遠しく思っています。ある朝、唐突に風が夏のものではなくて秋のものになっている感じが大好きでした。
秋きぬと めにはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる 古今和歌集(秋歌上)
秋 秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬるきぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
猛暑の中に秋の兆し発見?(新潟・月岡温泉)
2015年8月6日毎日、暑くて暑くて運転をしていても景色を楽しむ心の余裕も無くなりがちですが、ふと見ると田んぼの緑からちょっと黄色っぽくなっている面がありました。眩しすぎて良く見えないのですが、ちょっとだけ車を停めて見てみました。
この状態のことを、出穂(しゅっすい)と言うのだそうです。この黄色がこれから濃くなっていって、全面黄金色になるんだなと頭の中で想像しながら、気持ちだけでも秋の気分を味わおうと・・・・すれども、やはり暑いものは暑いです。
来週はいよいよ未経験のお盆WEEKです。気合を入れなければ!!
(今日から売店で販売させていただく菊水さんの鬼面杯です)
猛暑日が続きました(新潟 月岡温泉)
2015年7月16日
暑い日が続きました。そういえば梅雨はいつ明けたんだろう?と思っているうちに夏に突入というのが新潟のパターンでした。
近隣のたんぼはふわふわの絨毯のようです。秋にはこれが黄金色になるのかと思うと今から楽しみです。
先日、父の高校時代の同級生の皆さんが、私の応援でお泊りにいらしてくださいました。みなさんの多くはすでに現役を退かれているので雰囲気にも余裕が感じられ、温かい言葉もたくさんいただきました。このグループは時々集まって展覧会をされたりしているので、甘えて少し絵を描いてもらいました。
出来上がりを見てびっくり!!!!見事すぎてびっくりしました。
先週から今週にかけては、たまたま応援宿泊が続きました。遠く九州・四国・大阪から集まって来てくれた後輩のみんなや、近く新発田から激励宿泊してくださったお稽古事の先輩など、少し弱った私の心に点滴を打ってもらったような気持ちになりました。よし。頑張ろう!!
新潟 月岡温泉 いま井 葵の部屋
2015年7月9日
いま井には部屋が11室ありますが、それぞれみんな違った雰囲気なので、部屋をタイプに分けるのがとても難しいです。
それでも、どうしても分けなければ値段が付けられないので、無理矢理タイプを分けています。
お客様の中には、「僕は葵にしか泊まらないよ」と部屋のご指名をいただく方もいらっしゃいます。喩は悪いかもしれませんが、女の子を指名するのに似ているなって思いました。「綺麗系」「かわいい系」「おっとり系」などにタイプ分けしたとしても結局のお客様の好みはそれぞれという点で。女の子の好みと違う点は、季節ごとに好みが変わる可能性が大きいという点です。ということで、出来るだけ色んな季節の色んな部屋をご紹介していけたらと思っています。
まずは、一番人気、吉原で言えば花魁級の葵の部屋からの風景、初夏バージョンを描いてみました。明るい内にチェックインして、スワンレイクビールを飲みながら読書をするなんていう贅沢が、海外のリゾートホテルのプールサイドにも匹敵すると思うのは、私が大人になったからかもしれません。今の時期だと、蝉の声と風の音以外の物音がしません。全然物音がしないよりも、かすかな自然の音が聞こえる方がぐっと静けさを感じます。
「夏野菜と新潟の恵み」プラン(新潟 月岡温泉)
2015年6月26日新潟の夏野菜の美味しさについて、理解できるようになったのは、結構大人になってからです。子供の時は、トマトに美味しいトマトやそうでもないトマトがあるということについて考えたこともありませんでした。
当然、枝豆についても、当たり前のように山盛りになって食卓に置かれて、そこから右手で自分の食べる分をワサっと掴み取って、ひたすら食べるのが普通すぎる夏の日常。新潟県では枝豆をいっぱい作っても県外に出荷せず、自分たちですっかり食べてしまうと言われていますが、「枝豆は採れたその日のうちに茹でて食べなくちゃいけない」から出荷している暇はない、急いで食べよう!どんどん食べよう!ということなのでしょうか?
十全ナスの漬けたのを、世にも美味しいと感じるようになったのは、40もすっかり過ぎてからのことです。東京のスーパーで買ったトウモロコシも、粒がそろってきれいなのですが、やっぱりこちらで採れたてのトウモロコシを食べてしまうと、なんだか違うような気がしました。
新潟の人は「野菜はご馳走じゃない」って思いがちで、都会からせっかく来てもらったのに、毎日家で食べるような野菜を出したりしては申し訳ない・・・と思っている節があります。あるように感じます。
というか、私も東京に出て初めて、採れたての野菜が、どんなにありがたいものなのかを知りました。なので、この美味しさを伝えられたらと思います。
「夏野菜と新潟の恵み」プラン、7月8月限定のプランです。献立が確定したら改めて報告いたします。黒埼茶豆は毎年7月末から2週間くらいです。食べ逃しにご注意を!!
新潟 月岡温泉 いま井 水無月の献立
2015年6月19日既に6月の献立は始まっていて、お客様からもとても喜んでいただいています。本当に美味しそうです。鱧・鰯・蛸・鰻・オコゼ・サザエ・鱸・ズワイガニなど、魚介類てんこ盛りです。
デザートも凍トマト・トマトシャーベット・塩トマト・・・写真はホールインワン記念でお越し下さったお客様用にプレートにメッセージを書いたものです。
ところで、話は変わりますが、ホールインワンのような、あり得ないラッキーに恵まれた人が、周囲の人にご馳走したりプレゼントをあげたりする風習(風習でいいのですよね)について、とても面白いなと思っています。これはやっぱりラッキーとアンラッキーのバランスを取っておきたいと自然に考えるからでしょう。 保険会社は、不測の不運にも対応するけど不測の幸運にも対応(ホールインワン保険)するんだなぁと感心します。
宝くじに万が一当たってしまったら、いよいよ私にも不幸がやってくる気がするので私は宝くじは買わないのですが、それは極端な考え方だと言われることもあります。
夏と言えば、新潟競馬場の夏競馬が有名ですが、もしも当たったら、月岡あたりで散財して運を平準化しておくことをお勧めします。
☆別冊 北澤板長ブログ☆水無月の献立(新潟 月岡温泉)
2015年6月12日いま井 板長の北澤です。初登場です。これから毎月書かせていただきます。
6月に入り新潟の食材が色々出始めました。どう調理しようかワクワクします。
海の幸・・・オコゼ、マトウダイ、佐渡マグロ、目鯛、サザエ、ヒラメ、カレイ、ホウボウ、カナガシラ、南蛮エビ、ボタンエビ
里の恵・・・枝豆、スイカ、トマト、インゲン豆、アスパラガス
などなど!
そして6月の献立が完成しました。
新潟のお野菜・魚を、礼文島香深浜の昆布をふんだんに使った出汁を使い、食材の旨みを引き出すお料理を心がけて仕立てました。是非召し上がっていただきたいですっ!