割烹の宿いま井


月岡温泉いま井で働くスタッフ四方山話
旬の味覚を愛し、思いやりを愛し、人生を振り返り、今と未来を語る。
「Iのある人生」
セカンドライフに堪能する、美味しい宿の心地よさひときわ。

おはようございます。主任 佐藤です。
今日の月岡の朝は雪景色からスタートです。新潟の冬らしくなって参りました。
昨日、門松が届きました。この光景をみるともう少しで新年だなと改めて感じます。そして明日も新年のお飾りをさせていただきます。
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今年も残り2日ではありますが、スタッフ一同最高の旅のお手伝いをさせていただきます。お越しの際には気をつけてお越しくださいませ。
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割烹の宿 いま井 五十嵐邸結
http://ky-imai.com/
〒959‐2338
新潟県新発田市月岡温泉350
TEL 0254‐32‐3000(代表) FAX 0254‐32‐2023
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新潟清酒達人検定不合格の私ですが、テキストブックを見て暗記するという能力が加齢と共に「完全に」失われたのだろうという結論に達しました。

興味のないことが覚えられなくなってからは、もう随分経ちますが、それについては仕方がないと思っています。ただ、興味のあることさえも覚えられなくなってしまって、私はもうおしまいだと随分落ち込んでいました。どんな試験でも落ちるのが苦手で、必要以上に傷付く癖があります。昔々、日本史も苦手だった私は、「ものがたり」として記憶することで何とか試験をクリアしたことを思い出しました。

ということで、試しに「蔵」を読んでみました。元々は毎日新聞の連載小説だったとのことで、当時話題になっていた時にはテレビドラマも映画も見ず、本も読まないまま今日まで至っていました。そういえば宮沢りえが降板して・・・みたいな話はうっすら記憶にあります。

 

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『蔵』宮尾登美子

亀田町(現・新潟市江南区)が舞台で、台詞がすべて新潟弁なので、なんだかとても親しみを感じました。面白くて一気読みしました。テキストブックに書いてあった越後杜氏(の中の野積杜氏)の暮らしについても触れられていましたし、酒造り唄についても詳しく書かれていました。ネタバレですが(古い物語なので許していただくとして)、ハッピーエンドっぽいのもいい感じです。登場人物が主人公も含めて、完全に「いい人」という訳じゃなく、それぞれズルかったり、意地悪だったり、軽薄だったりするところも共感できます。こうなったら映画も見てみようという気持ちになります。ただ、本の中で、涼太は、声はいいけど見た目はパッとしないという風に描写されていましたが、西島秀俊なのでした。まぁそうなりますね。映画を観終わったら漫画「夏子の酒」を読破し、それで再度、新潟清酒達人検定に臨む所存です。

下着メーカーのトリンプ・インターナショナルと月岡温泉のコラボ商品「温泉インナー」というものが来月から発売されることになりました。いま井でも取り扱いさせて頂けることになりました。どんな商品なのかとても楽しみです。

温泉インナーバナー

 

それにしても、世の中には色んなことを考える人がいるんだなと、感心します。思いもかけない組み合わせというのは面白いものだなと思いました。私も長い間、鉄鋼業界にいたので、鉄鋼と温泉で何か出来たら面白そう・・・。

と、書いてみたところで、ここの強い硫黄成分で次々にダメになっていく機械設備類のことを思い出してしまいました。ここにずっと駐車していると車が錆びるのも早いようです。月岡温泉に漬けても錆びない表面処理というのが出来たとしても、一般家庭には要らないのかもしれません。

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http://aromatica-labo.jp/

新潟県燕市にあるおしゃれすぎる手作り石鹸のお店「アロマティカ ラボ」の商品を、ほんの一部ですが、いま井の売店で取り扱いさせて頂けることになりました!!!!手作り石鹸は溶けやすいので大浴場に置いておけないのは残念・・・ですが、本当に優しいいい香りがしますので、是非売店にもお立ち寄りください。

 

 

OLをしていた去年までも、お盆期間にあえてお休みはいただいていませんでしたが、この期間は上の人たちが長期休暇を取得されたり、取引先もお休みだったりして、電話も鳴らず事務所も閑散とした中、日頃出来ない事務所内の整理整頓をしたりしていました。通勤もガラガラで楽々で、のんびりと過ごしていたことを思い出します。

そして、今年は・・・・・・

ボールペンより重いものを持たずに生きてきた私は、無い筋肉を無理に酷使して全身筋肉痛になり、多分、ほとんどの血液がそれに動員された為に、脳に回るはずの分の酸素が不足し、視界はぼやけ、指先に神経は届かなくなり・・・・この年齢から新たに肉体労働を始める切なさをひしひしと実感しております。みんなが私の何倍も働いているのに、一人へっぽこで情けないです。へっぽこなりの努力が、いつか何かの形で実ることを信じて頑張るのです。

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早朝の田んぼの様子です。

大好きだったテレビも見なくなり、ゆっくり本も読む時間も無くなってしまいましたが、何とか家事の時間を削って本だけは少しだけでも読むようにしています。昔から、本に没頭している時間によって、心の均衡を保ってきました。没頭しすぎると睡眠時間を削りかねないので、睡眠時間確保の為、長編小説などは避けてエッセイ的な本だけを選ぶようにしています。

そんな風に選択肢が狭められて初めて出会える本というのもあるんだなぁという一冊です。

http://www.amazon.co.jp/%E8%A3%8F%E3%81%8C%E3%80%81%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%80%82-%E9%85%92%E4%BA%95-%E9%A0%86%E5%AD%90/dp/4093884102

「裏が、幸せ。」酒井順子 著

私が新潟についてぼんやり感じていたことがズバリズバリと表現されていて気持ちが良いです。「明るいこと」「ノリがいいこと」「元気いっぱいであること」のみを良しとすることに違和感を感じつつ、そのように装うことに疲れた人たちを癒す場所として、その場所に、ひっそりと待っている存在でありたいと願っています。

自分たちが世にも美味しいものを日常的に食べていることにも無自覚で、つまり宣伝が下手で、そして、観光客に来てもらいたいと思いながら、そんなに観光していただくところも無いのに来てもらってすみません、本当にありがとうございますというような、もじけた新潟人のことが、私は本当に気に入っています。

いま井の庭にいたハグロトンボという蝶々のようなトンボです。初めて見たのですが、ずっと見ていても飽きない動きです。でも、動画で撮ろうとすると動きを止めます。動画を止めて見るとまた動き出します。不思議です。