割烹の宿いま井


月岡温泉いま井で働くスタッフ四方山話
旬の味覚を愛し、思いやりを愛し、人生を振り返り、今と未来を語る。
「Iのある人生」
セカンドライフに堪能する、美味しい宿の心地よさひときわ。

大好きだったテレビも見なくなり、ゆっくり本も読む時間も無くなってしまいましたが、何とか家事の時間を削って本だけは少しだけでも読むようにしています。昔から、本に没頭している時間によって、心の均衡を保ってきました。没頭しすぎると睡眠時間を削りかねないので、睡眠時間確保の為、長編小説などは避けてエッセイ的な本だけを選ぶようにしています。

そんな風に選択肢が狭められて初めて出会える本というのもあるんだなぁという一冊です。

http://www.amazon.co.jp/%E8%A3%8F%E3%81%8C%E3%80%81%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%80%82-%E9%85%92%E4%BA%95-%E9%A0%86%E5%AD%90/dp/4093884102

「裏が、幸せ。」酒井順子 著

私が新潟についてぼんやり感じていたことがズバリズバリと表現されていて気持ちが良いです。「明るいこと」「ノリがいいこと」「元気いっぱいであること」のみを良しとすることに違和感を感じつつ、そのように装うことに疲れた人たちを癒す場所として、その場所に、ひっそりと待っている存在でありたいと願っています。

自分たちが世にも美味しいものを日常的に食べていることにも無自覚で、つまり宣伝が下手で、そして、観光客に来てもらいたいと思いながら、そんなに観光していただくところも無いのに来てもらってすみません、本当にありがとうございますというような、もじけた新潟人のことが、私は本当に気に入っています。

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鮎の美味しさがわかるようになったのも、相当大人になってからのことです。

頭からガブリと、骨ごと食べる鮎の、ちょっと苦味もある味がとても好きです。

こういうお仕事を始めたので、一旦休会してしまっていますが、去年まで習っていた篠笛のお稽古では、毎年7月に「おさらい会」として、皆の前でお稽古の成果を発表をするのに、温泉旅館に一泊して宴会をしていました。ともかく宴会が楽しみなので、肝心の笛について練習不足だったとしても、どうしても参加したい会でした。東京に出た後も、可能な限り参加して、翌朝の新幹線で戻るということもしていました。

そして、その宴会でいつも釣った鮎を持って来てくださる鮎太郎さん(もちろん本名じゃありません)のこともよく思い出します。それまでも、鮎はまぁまぁ好きだったのですが、この時以来、一番好きな魚になりました。鮎太郎さんは毎年、皆の期待に応えるべく鮎をたくさん釣らなければならなくなったので、おそらく笛の練習をする時間が無くなってしまっていたのではないかと思います。それでもいつもニコニコとみんなの喜ぶ様子を見守る鮎太郎さんでした。元気にしていらっしゃるかな?

鮎の塩焼き用の炭を起こしているところを撮影してみました。花火のようにパチパチいいます。

先日お越しのお客様は食わず嫌いだった鮎を生まれて初めて召し上がり、とても美味しい!!と言ってくださいました。美味しいと思えるものが一つ増えた=幸せが一つ増えたということかなと、とても嬉しく思います。

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文月の献立は、さわやかな野菜が多く使われています。色もとても綺麗です。

お刺身の妻の準備をする調理場の太田さんです。

これから本格的な夏に向かって、疲れやすくなる身体や心を癒してくれる優しいお料理です。去年と今年は違うし、今年と来年も違ってくるのだろうと考えると、お料理だって一期一会なんだなって思います。

新潟清酒検定の銅の達人を受験しましたが、不合格でした・・・・。

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日本酒が好きだということと、日本酒の知識があるということは随分違うということでした。当たり前です。

東京時代は若くて可愛らしい女の子たちとよく日本酒を飲みました。日本酒が好きだということで得をしたことが随分とありました。なので、この試験に不合格だったからと言って、日本酒を嫌いになったりしません。

私は試験に落ちたり、こんな風に不合格になるのがとても苦手です。得意な人がいるのかどうかはわかりませんが、落ち込み方が尋常じゃないという意味でも、本当に苦手なんだと思います。そして物が覚えられたりする時代はもう過ぎてしまったのだと思いました。早くこの辛さから立ち直って、もう一度チャレンジしようと思う気持ちになれるといいのですが。

 

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暑い日が続きました。そういえば梅雨はいつ明けたんだろう?と思っているうちに夏に突入というのが新潟のパターンでした。

近隣のたんぼはふわふわの絨毯のようです。秋にはこれが黄金色になるのかと思うと今から楽しみです。

先日、父の高校時代の同級生の皆さんが、私の応援でお泊りにいらしてくださいました。みなさんの多くはすでに現役を退かれているので雰囲気にも余裕が感じられ、温かい言葉もたくさんいただきました。このグループは時々集まって展覧会をされたりしているので、甘えて少し絵を描いてもらいました。

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出来上がりを見てびっくり!!!!見事すぎてびっくりしました。

先週から今週にかけては、たまたま応援宿泊が続きました。遠く九州・四国・大阪から集まって来てくれた後輩のみんなや、近く新発田から激励宿泊してくださったお稽古事の先輩など、少し弱った私の心に点滴を打ってもらったような気持ちになりました。よし。頑張ろう!!

とうもろこし豆腐の下ごしらえのシーンを撮影させてもらいました。

久々に板長の登場です。

漉してから練ります。般若心経を唱えながら。

いま井の庭にいたハグロトンボという蝶々のようなトンボです。初めて見たのですが、ずっと見ていても飽きない動きです。でも、動画で撮ろうとすると動きを止めます。動画を止めて見るとまた動き出します。不思議です。

 

 

 

いま井 北澤です。

只今、夏野菜特別料理を提供しています。

そして昨日こちらの料理を試食していただきました。

地野菜をメインに京、加賀野菜、今美味しい野菜と鮮魚を遊び心満載に日本料理の枠にとらわれずコースを組み立ててみました。

先付のとうもろこし豆腐は私の師から教わった胡麻豆腐。般若心経を唱えながら練りこみます。

FotorCreated

 

中庭を切り取ったようにして見渡すラウンジを、お客様(前職場の先輩)が動画にしてくれました。

 

 

 

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いま井には部屋が11室ありますが、それぞれみんな違った雰囲気なので、部屋をタイプに分けるのがとても難しいです。

それでも、どうしても分けなければ値段が付けられないので、無理矢理タイプを分けています。

お客様の中には、「僕は葵にしか泊まらないよ」と部屋のご指名をいただく方もいらっしゃいます。喩は悪いかもしれませんが、女の子を指名するのに似ているなって思いました。「綺麗系」「かわいい系」「おっとり系」などにタイプ分けしたとしても結局のお客様の好みはそれぞれという点で。女の子の好みと違う点は、季節ごとに好みが変わる可能性が大きいという点です。ということで、出来るだけ色んな季節の色んな部屋をご紹介していけたらと思っています。

まずは、一番人気、吉原で言えば花魁級の葵の部屋からの風景、初夏バージョンを描いてみました。明るい内にチェックインして、スワンレイクビールを飲みながら読書をするなんていう贅沢が、海外のリゾートホテルのプールサイドにも匹敵すると思うのは、私が大人になったからかもしれません。今の時期だと、蝉の声と風の音以外の物音がしません。全然物音がしないよりも、かすかな自然の音が聞こえる方がぐっと静けさを感じます。