割烹の宿いま井


月岡温泉いま井で働くスタッフ四方山話
旬の味覚を愛し、思いやりを愛し、人生を振り返り、今と未来を語る。
「Iのある人生」
セカンドライフに堪能する、美味しい宿の心地よさひときわ。

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夕暮れの田んぼと五頭の山です。育っています。

美味しいとか、美しいということについて考えることが多くなりました。何故ならば、そういう曖昧な価値にお金を払っていただく立場に突然なったからです。

美味しいの意味は、実はもともとわかっていないという自覚があります。

一緒に食事する人、その時の体調や気分、部屋やテーブルの様子、雰囲気、などによって、美味しく感じたり、逆に何も感じなかったりすることが多かったからです。美味しいってなんだろう。

薄味が濃い味よりも偉いように言われるのは、素材の味を楽しむため。

素材の味を楽しむためには新鮮であることが絶対条件で新鮮なものには価値があるから。という理屈もあるのかもしれないけれど、もう一つ、素敵な人・幸せそうな人がそれを好んでいるようだから、というような漠然とした理由もあるのかなと思います。

私はカップラーメンやポテトチップスも美味しいと思っています。が、そればっかり食べる人にはなりたくないと思っています。

それは、添加物を多く食べていると不健康になるというイメージがあるから。テレビで見るアメリカの貧困層の肥満の人たちが脳裏をよぎるから。不幸になるような気がするから。

きれいなモデルさんは、野菜やフルーツで出来ているように思えるのと対極のイメージです。

美味しい・美しい・正しい・幸せというようなポジティブワードを「自分に属しているもの♪」と言える人になりたいのなくて、自分も含めて誰かにとって、美味しい・美しい・正しい・幸せとは何かを考えられる人でいたいと思います。

決して押しつけがましくならないように。

私自身がどれもこれも押し付けられた途端に逃げたくなる性分なので!